Hyper-Vのインストールと仮想マシンの作成・基本操作を紹介します。
Hyper-Vとは
Hyper-Vはマイクロソフトの仮想化ソフトです。1台の物理マシン上で複数の仮想マシンを動かすことができます。
Hyper-VはWindows ServerやWindows ProなどのOSで使用できます。まずはインストールできる状態か確認します。
Windows+Rを押してファイル名を指定して実行を開く
名前に「msinfo32」と入力しOKをクリック
Hyper-Vの項目がすべて「はい」または、「ハイパーバイザーが検出されました。Hyper-V に必要な機能は表示されません」になっていればインストールできます。
ファームウェアで仮想化が有効が「いいえ」になっている場合は、BIOS設定でIntel VT (Intel Virtualization Technology) またはAMD-V/SVM (Secure Virtual Machine) を有効にしてください。
Hyper-Vのインストール
Windows+Rを押してファイル名を指定して実行を開く
名前に「OptionalFeatures」と入力しOKをクリック
Hyper-Vにチェックを入れてOKをクリック
PCを再起動すればインストール完了です。
Hyper-Vマネージャーの使い方
Hyper-Vマネージャーの起動
検索からHyper-Vマネージャーを検索して起動する
仮想マシンの新規作成
自分のコンピュータを選択して新規から仮想マシンをクリック
次へをクリック
識別しやすい名前を付けてください。
空き容量が十分にある場所を選択してください。
第1世代はレガシーブート、第2世代はUEFIブートします。32bitOSやWindows7以前のOSをインストールする場合は第1世代を選択してください。
動的メモリは効率的にメモリを利用することができます。
Default Switchを選択すればネットワークに接続することができます。
次へをクリック
インストールしたいISOイメージを選択してください。
完了をクリック
仮想マシンの設定・起動
まずは作成した仮想マシンの設定を確認してください。
仮想マシン作成時の設定変更やその他の設定もできます。第2世代で作成した場合はセキュアブートやTPMも利用できます。インストール要件に合わせて設定してください。
次に作成した仮想マシンの接続をクリックします。新しいウィンドウが出るので起動をクリックします。
Press any key to boot from CD or DVDと表示されたら何かキーを押すことでセットしたインストールメディアをブートすることができます。
時間経過でブートに失敗するとこのような画面が出てくるのでリセットを押してやり直してください。
インストール手順はこちらの記事をご覧ください。
仮想マシンのツールバーのボタン
拡張セッション
拡張セッションで接続すれば画面サイズの変更やデバイスの共有などが可能になります。×で閉じると基本セッションになります。
オプションの表示でオーディオとデバイスの細かな設定ができます。
スピーカーやマイクを使用したい場合は設定してください。
ドライブや機器を使用したい場合はチェックを入れてください。
チェックポイント
仮想マシンの状態を記録しておき、後から作成した時点に戻すことができます。
起動・停止・シャットダウン・保存・一時停止・リセット
- 起動(電源オン)
- 停止(強制的に電源オフ)
- シャットダウン(スタートメニューのシャットダウンと同じ)
- 保存(休止状態に似たイメージ。メモリは解放される。起動したら保存した状態から再開する)
- 一時停止(スリープのようなイメージ。メモリは解放されない。再開ボタンですぐに再開できる)
- リセット(強制的に再起動。リセットボタンと同じ)
停止とリセットは問題が起きない限り使用しないでください。データが保存されなかったり破損する可能性があります。通常はシャットダウンか保存を使用してください。