NVIDIA MODS (MATS) でNVIDIAグラフィックボートのVRAMチェックを行う

NVIDIA MODS ハードウェア

NVIDIA MODS (MATS) というツールを使い、ノイズや障害が起きるNVIDIAグラフィックボートのVRAMテスト行う方法を紹介します。

この記事で紹介するファイルのダウンロードやツールの使用は自己責任でお願いします。

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参考動画

YouTubeで検索すると複数の動画があり今回は以下の動画を参考にしました。NVIDIA MODS (MATS)のバージョンが455.127と新しいのでRTX3000シリーズまで対応しています。この動画の概要欄から必要ファイルをダウンロードすることができます。

今回はGTX960とRTX3060でテストを行いましたが動作しました。古いグラフィックボードで実行する場合は、matsの古いバージョンが必要な時があるかもしれません。

ブータブルUSB作成

ダウンロードしたファイルはRAR形式なので解凍します。最近のWindowsバージョンなら解凍にネイティブ対応しています。できない場合は解凍ソフトを用意してください。

解凍するとMATs2.0(ディスクイメージ)とimageusb (zip) というファイルがあります。空のUSBメモリを刺し、imageusbを解凍してimageUSBというアプリケーションを実行してください。

NVIDIA MODS imageUSB1

書き込むUSBメモリにチェックを入れイメージファイルにMATs2.0を選択してWriteをクリックしてください。

NVIDIA MODS imageUSB2

USBメモリとイメージファイルの確認です。Yesをクリック

NVIDIA MODS imageUSB3

USBメモリの内容が置き換えられます。はいをクリック

NVIDIA MODS imageUSB4

ブータブルUSBの完成です。

ブート方法

UEFIブートでは実行できないようです。BIOSでCSMを有効にしてレガシーブートしてください。

NVIDIA MATS1
NVIDIA MATS2

作成したブータブルUSBをブートするとプログラムが開始され終わると自動で電源オフになります。

テスト結果の確認

OSを起動させブータブルUSBの中身を開いてください。homeフォルダ内のreport(テキストファイル)に詳細が保存されているので確認できます。

MATS report

mats version 455.127 テストGM206 (GTX960)

PASS(パス)

エラーがあるとFAILと表示されエラー数がでます。そのVRAM自体が必ずしも原因でない場合もあることに注意してください。

VRAMの位置を確認

今回テストしたGTX960を例にします。すべてのグラフィックボートが同じであるのかわからないので注意してください。

VRAM順番
赤で囲った部分は裏面にチップがありました。

GPUの角にある矢印の反対側からA1, A0, B1, B0, C1…と並んでいるようです。

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