Windowsを動かしている時に、Ubuntuのインストールされたディスクを繋いでファイルにアクセスする方法を紹介します。
概要
Windowsでは、Ubuntuのファイルシステムであるext4がサポートされていません。そこでWSL2上にストレージをマウントしてアクセスします。
WSL2をインストールしてない場合は以下の記事をご覧ください。
ディスクのマウント手順
ディスクを識別する
ターミナル (PowerShell) を開き以下のコマンドでディスクの一覧を表示します。
GET-CimInstance -query "SELECT * from Win32_DiskDrive"
ディスクのDeviceIDを確認してください。
ディスクのアタッチ
ディスクを接続してWSL2内で使用できるようにします。ターミナルは管理者権限で開いてください。今回は\\.\PHYSICALDRIVE1を対象とします。
wsl --mount \\.\PHYSICALDRIVE1 --bare
WSL2でアタッチしたディスクのパーティションを確認
WSL2のコマンドラインを起動して接続したディスクのパーティションを確認します。
lsblk
マウントするパーティションを確認してください。
パーティションをマウントする
今回はsdd2のパーティションをマウントします。またターミナルに戻り以下のようにオプションを指定します。
wsl --mount \\.\PHYSICALDRIVE1 --partition 2
ファイルにアクセス
上記の手順が終わったら/mnt/wslにマウントしたパーティションのフォルダが存在します。WSL2のコマンドラインまたは、エクスプローラーのLinuxフォルダからアクセスしてください。
ディスクのデタッチ
ディスクの接続を解除します。
wsl --unmount \\.\PHYSICALDRIVE1