Stable Diffusionのローカル環境では、AUTOMATIC1111のWebUIが有名ですが今回はノードベースのUIのComfyUIを紹介します。WindowsとNvidia GPUでの実行環境になります。
Stable Diffusion ComfyUIとは
UIがノードとフローによって処理の流れを視覚的に確認できます。AUTOMATIC1111より起動が速かったりVRAMの使用量が少なかったりといい点もありますが使い勝手が違います。
初めての方にはStable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111) がおすすめです。
手軽にSDXLモデルを試してみたい方はFooocusがおすすめです。
Stable Diffusion ComfyUIのインストール
ComfyUIポータブル版のインストールになります。
Stable Diffusion ComfyUIのダウンロード
ComfyUIのファイルをダウンロードします。
Direct link to downloadをクリック
ダウンロードしたファイルは7zという形式で、現在のところWindows11の最新バージョンで解凍することができます。まだ対応していない場合は7zが解凍できるソフトが必要になります。今回は7Zipというソフトをインストールしました。
解凍ソフトの準備ができたらさきほどダウンロードした7zファイルを好きな場所に展開してください。(右クリック→その他のオプションを確認→7-Zip→展開)
モデルのダウンロード
展開したフォルダにはまだモデルが入っていません。Civitaiなどからお好きなモデルをダウンロードして以下の階層に保存してください。
📁ComfyUI\models\checkpoints
また、すでにAUTOMATIC1111をインストールしておりそれらのモデルを利用したい場合は、pathを設定して起動時にそのフォルダを参照させることができます。
ファイル名をextra_model_paths.yaml.exampleからextra_model_paths.yamlにして拡張子を変更します。
ファイルをメモ帳などで開いてください。path/to/stable-diffusion-webui/を自身のインストールディレクトリに置き換えてください。例 C:/sd.webui/webui/
controlnetのディレクトリも違ったので変更しました。例 extensions/sd-webui-controlnet/models
ComfyUIの起動
run_nvidia_gpuというバッチファイルを起動してください。run_cpuはCPUを使っての画像生成が可能ですがとてつもなく時間がかかります。
Stable Diffusion ComfyUIの使い方
最初の画面のワークフローはtxt2imgが組まれています。
モデル・プロンプト・サイズ・サンプリング設定などを調整してQueue Promptをクリックすると画像が生成されます。View Queueからは生成をストップできます。
生成した画像はoutputフォルダ内に保存されます。
ワークフローの保存やロードなども可能です。
その他の機能を使うにはノードを追加したり、あらたにワークフローを組みなおす必要があります。