機械学習・深層学習におすすめの自作PC構成

NVIDIA GeForce RTX 自作PC

画像生成、動画生成、音声変換などのAIツールを活用したい方に向けて、自作PCの構成をご紹介します。今回紹介する構成は、機械学習・深層学習の入門用として、個人的に最低限必要だと考えるスペックを基にしています。紹介している製品の価格や在庫状況は変動する可能性があることをご理解ください。

CPU

プロジェクトのビルドには、ある程度の処理性能が求められます。

まだ世代の新しいIntel (LGA1700) やAMD (Socket AM5) は、CPUもマザーボードも価格が高めです。そのため、価格と性能のバランスを考えると、前世代の (Socket AM4) に対応したRyzen7 5700Xをおすすめします。マザーボードやメモリも比較的安価に入手できるため、コストパフォーマンスに優れています。

CPUクーラー

CPU にクーラーが付属していないため、別途用意する必要があります。

SCYTHE サイズ 虎徹 MARK3 SCKTT-3000 サイドフロー型空冷クーラー

マザーボード

AMD (Socket AM4) マザーボードは、X570, B550, A520チップセットの製品が販売されています。オーバークロックをしたい方やPCIe 4.0を利用したい方は、対応しているX570またはB550を選ぶとよいでしょう。

今回は、メモリスロットが4つあり、M.2スロットにヒートシンクが付属していることを条件に、端子が比較的豊富でコストパフォーマンスに優れた製品を選択しました。

A520

ASRock A520M Pro4

B550

ASRock B550M Pro4

メモリ

AMD (Socket AM4) マザーボードに対応しているメモリ規格はDDR4です。機械学習や深層学習では比較的大きなデータのやり取りが行われることもあるため、最低でも32GBのメモリを推奨します。場合によっては、64GBの容量が必要になることもあるかもしれません。

32GB

CFD W4U3200CS-16G [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組] 価格重視

Crucial CP2K16G4DFRA32A [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組] Crucialのヒートシンク付きモデル

64GB

Crucial CP2K32G4DFRA32A [DDR4 PC4-25600 32GB 2枚組] Crucialのヒートシンク付きモデル

グラフィックボード

機械学習や深層学習では、NVIDIAのCUDAが広く使われているため、NVIDIAのGPUを搭載したグラフィックボードを選ぶことをおすすめします。また、VRAM容量は大きいほど効果的で、最低でも12GBは欲しいところです。低価格帯ではRTX 3060 12GBが最もおすすめで、次のグレードとしてはRTX 4060 Ti 16GB, RTX 4070 12GBが良い選択となります。なお、RTX 3060, RTX 4060 Tiには8GB版もあるので、選択時に注意が必要です。

NVIDIA GeForce RTX 3060 12GB

ASUS Dual GeForce RTX 3060 V2 OC Edition

MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC

NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 16GB

ASUS Dual GeForce RTX 4060 Ti EVO OC Edition

GIGABYTE GeForce RTX 4060 Ti WINDFORCE OC 16G

NVIDIA GeForce RTX 4070 12GB

ASUS Dual GeForce RTX 4070 EVO OC Edition

MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC

ストレージ

機械学習や深層学習で扱うモデルなどは、ファイル容量が大きいものが多いため、最低でも1TBのストレージを確保しておくことが望ましいでしょう。また、転送速度が速いNVMe対応のM.2 SSDをおすすめします。

キオクシア EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/J PCIe Gen 3.0

WD_Black SN770 NVMe WDS100T3X0E PCIe Gen 4.0

電源ユニット

必要な電源容量はシステム要件によって異なりますが、RTX 3060で550W、RTX 4070で650W程度の電源があると良いでしょう。

MSI MAG A650BNL 650W BRONZE認証

玄人志向 KRPW-GK750W/90+ フルプラグイン セミファンレス 750W GOLD認証

PCケース

マザーボードの規格や、グラフィックボードのサイズ、CPU クーラーの高さには十分注意してください。

Thermaltake Versa H17 価格重視 MicroATX

Thermaltake S100 TG サイド強化ガラス MicroATX

OS

今後、別のPCでも流用できるパッケージ版をおすすめします。エディションについては、個人ユーザーであればHomeで問題ないと思います。

Amazon 発売元

Amazonで購入する際は、怪しいライセンスを販売している業者もあるようなので、販売業者を確認することをおすすめします。

Windows11 Home

Windows11 Pro

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