Hyper-Vの使い方

Windows11ホーム画面と仮想マシン ソフトウェア

Hyper-Vのインストールと仮想マシンの作成・基本操作を紹介します。

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Hyper-Vとは

Hyper-Vはマイクロソフトの仮想化ソフトです。1台の物理マシン上で複数の仮想マシンを動かすことができます。

Hyper-VはWindows ServerやWindows ProなどのOSで使用できます。まずはインストールできる状態か確認します。

ファイル名を指定して実行

Windows+Rを押してファイル名を指定して実行を開く

名前に「msinfo32」と入力しOKをクリック

システム情報Hyper-V

Hyper-Vの項目がすべて「はい」または、「ハイパーバイザーが検出されました。Hyper-V に必要な機能は表示されません」になっていればインストールできます。

ファームウェアで仮想化が有効が「いいえ」になっている場合は、BIOS設定でIntel VT (Intel Virtualization Technology) またはAMD-V/SVM (Secure Virtual Machine) を有効にしてください。

Hyper-Vのインストール

ファイル名を指定して実行OptionalFeatures

Windows+Rを押してファイル名を指定して実行を開く

名前に「OptionalFeatures」と入力しOKをクリック

Windowsの機能Hyper-Vの有効化

Hyper-Vにチェックを入れてOKをクリック

Windowsの機能再起動

PCを再起動すればインストール完了です。

Hyper-Vマネージャーの使い方

Hyper-Vマネージャーの起動

Hyper-Vマネージャー検索

検索からHyper-Vマネージャーを検索して起動する

仮想マシンの新規作成

新規から仮想マシンを選択

自分のコンピュータを選択して新規から仮想マシンをクリック

開始する前に

次へをクリック

名前と場所の指定

識別しやすい名前を付けてください。

空き容量が十分にある場所を選択してください。

世代の指定

第1世代はレガシーブート、第2世代はUEFIブートします。32bitOSやWindows7以前のOSをインストールする場合は第1世代を選択してください。

メモリの割り当て

動的メモリは効率的にメモリを利用することができます。

ネットワークの構成

Default Switchを選択すればネットワークに接続することができます。

仮想ハードディスクの接続

次へをクリック

インストールオプション

インストールしたいISOイメージを選択してください。

仮想マシンの新規作成ウィザードの完了

完了をクリック

仮想マシンの設定・起動

Hyper-Vマネージャー基本画面

まずは作成した仮想マシンの設定を確認してください。

仮想マシンの設定

仮想マシン作成時の設定変更やその他の設定もできます。第2世代で作成した場合はセキュアブートやTPMも利用できます。インストール要件に合わせて設定してください。

接続した仮想マシンの画面

次に作成した仮想マシンの接続をクリックします。新しいウィンドウが出るので起動をクリックします。

仮想マシンDVDブート

Press any key to boot from CD or DVDと表示されたら何かキーを押すことでセットしたインストールメディアをブートすることができます。

仮想マシンブート失敗

時間経過でブートに失敗するとこのような画面が出てくるのでリセットを押してやり直してください。

インストール手順はこちらの記事をご覧ください。

仮想マシンのツールバーのボタン

拡張セッション

拡張セッション

拡張セッションで接続すれば画面サイズの変更やデバイスの共有などが可能になります。×で閉じると基本セッションになります。

拡張セッションローカルリソース

オプションの表示でオーディオとデバイスの細かな設定ができます。

拡張セッションオーディオの設定

スピーカーやマイクを使用したい場合は設定してください。

拡張セッションローカルデバイス

ドライブや機器を使用したい場合はチェックを入れてください。

チェックポイント

仮想マシンの状態を記録しておき、後から作成した時点に戻すことができます。

起動・停止・シャットダウン・保存・一時停止・リセット

仮想マシン基本操作項目
  • 起動(電源オン)
  • 停止(強制的に電源オフ)
  • シャットダウン(スタートメニューのシャットダウンと同じ)
  • 保存(休止状態に似たイメージ。メモリは解放される。起動したら保存した状態から再開する)
  • 一時停止(スリープのようなイメージ。メモリは解放されない。再開ボタンですぐに再開できる)
  • リセット(強制的に再起動。リセットボタンと同じ)

停止とリセットは問題が起きない限り使用しないでください。データが保存されなかったり破損する可能性があります。通常はシャットダウンか保存を使用してください。

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