Ryzen CPUの世代一覧と対応チップセット

Ryzen5 2400G 自作PC

AMD RyzenのCPUの世代・アーキテクチャ・型番などを表にまとめました。ここではモバイル向けとThreadripperシリーズを除いたデスクトップ向け製品を対象にしています。

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モデルナンバーのサフィックス(末尾のアルファベット)の違い

サフィックスは製品の特長を表しています。Ryzenは基本的にGPUを内蔵していないのでグラフィックボードが必要になります。G付きモデルのみ高性能のグラフィック機能がありAPU (Accelerated Processing Unit) と呼ばれたりもします。Ryzen 7000 シリーズからはG表記がなくともグラフィック機能を有しています。

  • X 無印よりTDPが大きいが高性能
  • XT Xより僅かにブーストクロックが高い
  • X3D 大容量のL3キャッシュを搭載
  • G 高性能のGPU内蔵モデル
  • GT Gより僅かにブーストクロックが高い
  • F GPU無効化モデル
  • PRO 法人向け

Ryzenの世代・型番・マイクロアーキテクチャ・ソケット・メモリ

同じ世代のアーキテクチャでもCPUとAPUで型番が異なったりします。

Renoirから第x世代ではなくRyzen xxxx シリーズとして発表されています。

アーキテクチャ世代コードネーム発売型番対応ソケット対応メモリ
Zen第1世代Summit Ridge(サミットリッジ)2017-031xxxAM4DDR4
Raven Ridge(レイヴンリッジ)2018-022xxxG
Zen+第2世代Pinnacle Ridge(ピナクルリッジ)2018-042xxx
Picasso(ピカソ)2019-073xxxG
Zen 2第3世代Matisse(マティス)2019-073xxx
Ryzen 4000 シリーズRenoir(ルノワール)2020-084xxx
Zen 3Ryzen 5000 シリーズVermeer(フェルメール)2020-115xxx
Ryzen 5000 G シリーズCezanne(セザンヌ)2021-085xxxG
Zen 4Ryzen 7000 シリーズRaphael(ラファエル)2022-097xxxAM5DDR5
Ryzen 8000 シリーズPhoenix(フェニックス)2024-028xxx
Zen 5Ryzen 9000 シリーズGranite Ridge(グラナイトリッジ)2024-089xxx
型番で一部例外あり

AMD Socket AM4 チップセットと対応CPU

ソケットAM4は何世代にもわたり採用されていますが、チップセットによってCPUの世代の対応状況が異なります。

チップセットごとのおおまかな対応表です。対応CPUはアーキテクチャ(世代)ごとになります。

チップセットAthlonZenZen+Zen2Zen3
X570×
B550××
A520×××
X470
B450
X370
B350
A320
一部チップセットは除く

チップセットによるPCIeの対応世代とオーバークロック対応の有無もチェック

チップセットPCIe世代1オーバークロック対応2
X570PCIe®4.0はい
B550PCIe®4.0
(グラフィックスとNVMeのみ)
はい
A520PCIE®3.0いいえ
X470PCIE®3.0はい
B450PCIE®3.0はい
X370PCIE®3.0はい
B350PCIE®3.0はい
A320PCIE®3.0いいえ
  1. PCIe®4.0には、第3世代以降のAMD Ryzen™プロセッサが必要です。APU(グラフィック無効化モデル含む)はPCIE®3.0まで対応なので要確認。 ↩︎
  2. AMD製品保証は、AMDハードウェアおよび/またはソフトウェアでオーバークロックが有効な場合でも、オーバークロックによる損傷については適用されません。 ↩︎

AMD Socket AM5 チップセットの仕様

AM5からソケットがPGAからLGAに変更されました。

現在あるAM5チップセットの仕様

チップセットPCIe(グラフィックス)PCIe (NVMe)オーバークロック対応
X670EPCIe®5.0PCIe®5.0はい
X670PCIe®4.0PCIe®5.0はい
B650EPCIE®5.0PCIe®5.0はい
B650PCIE®4.0PCIE®4.0
(PCIe®5.0はオプション)
はい
A620PCIE®4.0PCIE®4.0いいえ
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