Ultimate Vocal Removerの使い方

音声合成

Ultimate Vocal Remover (UVR) は、音声ファイルからボーカルや楽器の分離を行うためのオープンソースのAIツールです。ここでは、わかりやすいフローチャートとモデルの追加について紹介します。

実行環境

OSWindows11 24H2
Ultimate Vocal Removerv5.6 – UVR GUI

ダウンロード

Windows InstallastionにあるMain DownloadLinkからインストーラーをダウンロードし、インストールしてください。

使い方

基本設定

  1. ファイルの選択と出力先の指定
  2. 出力するファイル形式の選択(WAV以外を使用する場合はFFmpegのインストールが必要)
  3. モデルの選択(種類が多いため、フローチャート参照)
  4. グラフィックボードが利用できる場合は「GPU Conversion」にチェックを入れる
  5. プロセスを開始

モデルのダウンロードは、設定のDownload Centerから行うことができます。

フローチャート

わかりやすいようにフローチャートを作成し、おすすめのモデルを選びました。音源によっては不要な工程を省いてください。

Ensemble Mode

Ensemble Modeを使用して、2つのモデルを組み合わせる方法もあります。例えば、最後のVocalsとChorusをEnsemble Modeで処理します。

  • CHOOSE PROCESS METHOD: Ensemble Mode
  • MAIN STEM PAIR: Vocals/Instrumental
  • ENSEMBLE ALGORITHM: Average/Average
  • AVAILABLE MODELS: VR Arc: 5_HP-Karaoke-UVR + MDX-Net: UVR-MDX-NET Karaoke 2

モデルの追加

MVSEP Synth Leaderboardの評価では、現在、MelBand RoformerBS Roformerなどのモデルがランキングの上位を占めています。

UVR5のベータ版では、このRoformerモデルを使用できます。ダウンロード先はオリジナルと同じです。

Beta Roformer (and DirectML) Version of UVR:

UVR5をまだインストールしていない場合は「UVR Roformer Full Install」を、すでにUVR5をインストールしている場合は「UVR Roformer Patch Only」をダウンロードしてインストールしてください。

MDX-NetにRoformer Modelが追加されているので、ぜひ試してみてください。

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