WindowsリモートデスクトップとChromeリモートデスクトップの比較

リモート画面 ソフトウェア

リモートデスクトップアプリで定番のWindowsリモートデスクトップとChromeリモートデスクトップの違いとインストール方法を紹介します。

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リモートデスクトップとは

リモートデスクトップは、コンピュータから別のコンピュータやサーバーにアクセスするための技術やサービスの総称です。Windowsリモートデスクトップは、標準で搭載されている機能ですがサーバPC(接続される側)のWindowsエディションがProの必要があります。また、ネットワークが異なる場合は追加でセットアップが必要になります。Chromeリモートデスクトップは、Googleアカウントでのセットアップが必要になります。

Windowsリモートデスクトップ

使用する機器が同一ネットワークなら以下の手順でリモート操作が可能です。異なるネットワークの場合は、後述するセットアップが追加で必要になります。

サーバPC(接続される側)での設定

サーバPCのWindowsエディションがProの必要があります。

Windows エディション確認

システム > バージョン情報

Windowsの仕様のエディションで確認できます。

また、ユーザーアカウントにパスワードが設定されている必要があります(Microsoftアカウントでログインしているか、ローカルアカウントの場合はパスワードが設定されている必要がある)

ローカルアカウントでのパスワードの設定方法

ローカルアカウント パスワード設定

アカウント > サインイン オプション > パスワードの追加

リモートデスクトップはデフォルトで無効になっているので有効にします。

リモートデスクトップオン

システム > リモートデスクトップ

リモートデスクトップをオンにしてください。PC名はクライアントPCで必要になります。

クライアントPC(接続する側)での設定

ファイル名を指定して実行 リモートデスクトップ

Windows+Rを押してファイル名を指定して実行を開く

名前に「mstsc」と入力しOKをクリック

リモートデスクトップ1

サーバPCのPC名を入力して接続をクリックしてください。

リモートデスクトップ2

サーバPCのアカウント情報(Microsoftアカウントまたは、ローカルアカウント)を入力してください。

リモートデスクトップ3

はいで接続が開始されます。

接続中のサーバPCは、ログイン画面で見えない状態になり操作を行うと接続が切断されます。

接続時にリモートコンピューターの証明書エラーが出ますが自分で設定したサーバPC(リモートPC)にアクセスするので問題ありません。

ネットワークが異なる場合

ネットワークが異なる場合は、リモートデスクトップ接続時にサーバPCが見つかりません。本来はファイアーウォールの設定やIPアドレスの固定、ポート転送などが必要になりますがTailscaleというソフトを使ってVPN (Virtual Private Network) を構築し複数のデバイスを簡単に繋ぐことができます。

Tailscaleのインストール

下のリンクにアクセスしてください。

Tailscale アカウント作成

この中で持っているアカウントを使ってTailscaleに登録します。無料プランですぐに利用できます。

Tailscale ダウンロード1
Tailscale ダウンロード2

Tailscaleネットワークに最初のPCを登録します。Download Tailscale for Windowsをクリックしてください。

Tailscale ダウンロード3

ダウンロードしたインストーラを実行します。ライセンス条項にチェックを入れてインストールしてください。

Tailscale ログイン

インストールが終わるとシステムトレイに常駐しているのでそこからログインします。

Tailscale コネクト

ログインしてConnectをクリックします。

Tailscale ダウンロード2台目

最初のPCの登録が終わったら、2台目のPCもURLからソフトをダウンロードして同じ流れで登録してください。

Tailscale 共有

登録した2台のPCがTailscaleのプライベートネットワークで繋がれました。

これでリモートデスクトップ接続時にサーバPCを見つけることができるようになりました。

Chromeリモートデスクトップ

使用する機器が同じGoogleアカウントでログインしている必要があります。

サーバPC(接続される側)での設定

サーバPCで以下のリンクにアクセスしてください。

Chromeリモートデスクトップ サーバ1

ダウンロードボタンをクリックしてください。

Chromeリモートデスクトップ サーバ2

chromeウェブストアが開くので拡張機能をChromeに追加してください。

Chromeリモートデスクトップ サーバ3

同意してインストールをクリックしてください。インストーラがダウンロードされるので実行してください。

Chromeリモートデスクトップ サーバ2

デバイス名をお好みで入力して次へ

Chromeリモートデスクトップ サーバ3

PINを設定して起動してください。サーバPCの設定は以上になります。

クライアントPC(接続する側)での設定

クライアントPCでChromeリモートデスクトップにアクセスしてください。

Chromeリモートデスクトップ クライアント1

さきほど設定したサーバPCをクリックしてください。

Chromeリモートデスクトップ クライアント2

サーバPCで設定したPINを入力して進むと接続が開始されます。

Chromeリモートデスクトップ クライアント5

接続画面はサーバPCとクライアントPCが共有している状態になります。をクリックしたらウィンドウが出てくるので各設定を行ってください。

まとめ

Windowsリモートデスクトップは、サーバPCのWindowsエディションの制約がありますがリモート操作画面が隠れたりクライアントPCに合わせて画面の解像度が自動調整されたりと使い勝手がいいです。ChromeリモートデスクトップはOSの制約も特になくセットアップも簡単でいろいろなデバイスで共有することができます。自身のご利用環境に合わせて選択してください。

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