PC上での音声の録音方法とノイズを除去するためのUltimate Vocal RemoverやAudacityの使い方を紹介します。
PCで録音する
録音にはステレオミキサーという機能とサウンドレコーダーという標準アプリを使用します。
ステレオミキサー
PC上で再生している音声を取り込む方法として、ステレオミキサーでPC内部の音声を入力することができます。
Windows+Rを押してファイル名を指定して実行を開く
名前に「mmsys.cpl」と入力してOKをクリック
録音タブからステレオミキサーを選択してプロパティをクリック
このデバイスを使用する(有効)にしてOKをクリック
サウンドレコーダー
録音には、Windows11にサウンドレコーダーというアプリが標準で入っているのでそれを使用します。ほかのソフトでもやり方は同じです。
すべてのアプリ > サウンドレコーダー
左下の入力元をステレオミキサーにして録音を開始してください。自分の声を録音する場合は使用するマイクに設定してください。また、右上の設定から録音ファイルの形式と音質が変更できます。
録音ファイルはドキュメントのサウンドレコーディングフォルダにあります。
Ultimate Vocal Remover
Ultimate Vocal Removerでは、ボーカルの抽出やノイズ除去などができます。
Main Download Linkをクリックしてください。ダウンロードが終わったら起動してインストールしてください。
- ファイルの選択と出力先を選択
- 出力ファイルの形式を選択
- Choose a Processing Method(処理方法を選択)今回はVR Architectureを使います。
- CHOOSE VR MODEL(モデルを選択)最初はモデルが少ないのでDownload More Modelsからダウンロードします。数が多いのでおすすめを紹介します。まずはボーカルの抽出に3_HP-Vocal-UVR、ハモリがある場合は5_HP-Karaoke-UVRを使用します。次に抽出した音声で気になる部分がある場合に次の処理をしてください。エコーの除去UVR-De-Echo-NormalまたはAggressive・残響の除去UVR-De-Echo-DeReverb・ノイズの除去UVR-DeNoise
- WINDOW SIZE(1024 速度は速いが品質は低い、512 中程度の速度と品質、320 時間がかかるが品質は良い)
- GPU Conversion(処理にNVIDIA GPUを使用できる)…Only(保存するファイルを選択)Sample Mode(トラックの一部を処理する)
- AGGRESSION SETTING(デフォルトの5で)
- SELECT SAVED SETTINGS(設定の保存ができる)
- Start Processing(プロセスの開始)
Audacity
サウンド編集ソフトで定番のAudacityを使って取れなかったノイズや不要な部分をカットします。以下のリンクからダウンロードしてインストールしてください。
音声の無音化・カット
左上の再生機能で音声を確認します。上のツールバーにある選択ツールが選択されていることを確認してトラックで不要な部分を選択します。音だけ消したい場合はツールバーの選択部分を無音化をクリックします。カットしたい場合はDeleteやBackspaceを押してください。
環境音やホワイトノイズの低減
音声の入ってないノイズ部分のみを選択してノイズを低減をクリックしてください。
ノイズプロファイルを取得をクリックします。
ノイズを除去したい範囲を選択(全てならctrl+A)してノイズを低減をクリックします。
ノイズ低減や感度の数値を調整しながらプレビューで確認してください。