久しぶりにWindows 11 Proをクリーンインストールしたところ、いつの間にか自動でBitLockerの暗号化が有効になっていました。本記事では、暗号化の状況確認方法と解除手順をまとめます。
クリーンインストール後の状態
今回の環境は、Windows 11 Pro バージョン25H2です。Microsoftアカウントでログインせず、ローカルアカウントでセットアップしました。

ディスクの管理を確認すると、Cドライブが「BitLockerで暗号化済み」と表示されていました。

さらにコントロールパネルのBitLockerドライブ暗号化を確認すると、「BitLockerはアクティブ化を待機中です」と表示されていました。これは、暗号化は実行されたものの、保護(鍵)がまだ設定されていない状態を意味いします。ローカルアカウントでセットアップしたため、このような中途半端な状態になったと考えられます。
「BitLockerを有効にする」をクリックすると、回復キーのバックアップを指定した上で保護をオンにできますが、今回は暗号化自体が不要だったため、解除することにしました。

「アクティブ化を待機中」のまま使用は可能ですが、将来的に自動で保護が有効化される可能性があるため、不要であれば解除しておくことをおすすめします。
BitLocker暗号化の停止
UI上では「BitLockerをオフにする」ボタンが表示されなかったため、コマンドラインから解除を行います。
管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
現在のBitLocker状態を確認
manage-bde -status
ここで、暗号化は行われているものの、保護がオフであることが確認できます。
暗号化解除を実行
manage-bde -off C:
復号化処理がバックグラウンドで開始されます。進捗状況を確認する場合は、再度ステータスコマンドを実行します。
manage-bde -status

完了すると「暗号化は完全に解除されています」と表示されます。
ディスクの状態を確認
ディスクの管理やBitLockerドライブ暗号化画面で、Cドライブが無効(オフ)になっていることを確認できます。


これで、BitLockerによる暗号化は完全に解除され、通常の非暗号化ドライブとして使用可能です。

 
  
  
  
  
