MMDモデルをBlenderに読み込む方法と注意点

ソフトウェア

BlenderでMMD (MikuMikuDance) のモデルをインポートするには、MMD Toolsとういうアドオンを使用します。本記事では、MMD Toolsのインストール手順とインポート設定について紹介します。

実行環境

MMD Toolsの現在のバージョンはBlender 4.2 LTSをフルサポートしていますが、今回の環境(Blender 4.3.2)でも動作を確認しました。

OSWindows11 24H2
Blender4.3.2
MMD Toolsv4.2.2

MMDのファイル形式

MMDで利用する主なファイル形式は以下の通りです。

  • モデル: PMD, PMX
  • モーション: VMD
  • ポーズ: VPD

MMD Toolsのインストール

Blenderにアドオンをインストールします。

[編集] → [プリファレンス] → [エクステンションを入手]を開き、MMD Toolsを検索してインストールします。

インストール後、MMD関連のファイルをインポートできるようになります。

インポート手順と設定

[ファイル] → [インポート] → [MikuMikuDance Model (.pmd, .pmx)] を選択し、モデルをインポートします。

インポートしたモデルのアーマチュアを選択し、[ファイル] → [インポート] → [MikuMikuDance Motion (.vmd)] でモーションを適用します。物理演算の計算期間を確保するため、余白を30フレーム程度に設定しておきます。

カメラモーションもある場合は、オブジェクトモードでカメラを選択してMikuMikuDance Motion (.vmd) を適用できます。

モーションがインポートできたら、サイドバーから「物理演算」にチェックを入れます。アニメーションを確認し、問題がなければベイクも行います。

通常のBlenderのワークフローと同様にレンダリングを行います。Cyclesレンダーは高品質な仕上がりになりますが、レンダリング時間が長くなるため注意が必要です。

タイトルとURLをコピーしました